知っておきたい熱中症対策のポイント

熱中症とは

ここ数年の日本の暑さは厳しく、毎年4月ごろになると急に暖かくなり始め、グングンと気温が上昇し、連日のように熱中症に気を付けるよう、テレビ番組やラジオ番組などでも注意喚起が行われています。
熱中症は室外だけでなく室内でもかかる危険性があり、誰の身にも起こりえること。

処置が遅れると最悪の場合は死に至るケースも怖い症状であるため、年齢を問わず、正しい理解と知識、予防と対策が必要です。
特に暑い時に屋外で仕事やスポーツ、イベントなどで長時間にわたって行動をされている方は熱中症の危険とは常にとなり合わせ。

あらかじめ熱中症にならないための予防をすることも大切ですが、熱中症とはどのような症状になるのか、暑い時に屋外で活動する際の対策方法などを知っておくと、いざという時に早目の処置を行うことが出来ます。
今の世の中は高齢化社会という問題も抱えており、夫婦だけで暮らしている高齢者、ひとり暮らしの高齢者も増えています。

高齢者は水分をあまり摂取しなくなる、暑さに対して鈍くなる傾向があり、夏場は熱中症に充分に注意しなくてはなりません。
また、両親共働きでお子様だけの留守番も増えており、体温調節機能が未熟なお子様が夏場の留守番中に熱中症になる危険も考えられます。

自分の身は出来るだけ自分で守る時代です。
ここでは自分で出来る熱中症予防、対策、対処についてお話していきましょう。

熱中症には自分はかからないから大丈夫と思いがち

暑いのが好きな方、外での活動が好きな方などはついつい自分は大丈夫、熱中症になんてかからないと軽く思いがちです。
しかしその過信とちょっとした無理が熱中症を招く可能性があります。
熱中症の主な初期症状を挙げてみましょう。

めまいや顔がほてる

気温の高い日にめまいや一時的に気が遠くなるような気分になる、顔がほてる、ぼーっとする、血の気が無い、と言った症状が出た場合は熱中症の可能性があります。

呼吸・脈拍が早くなる

炎天下や室内が暑い状況の中、呼吸の回数が早い、脈が速い、唇がしびれるといった症状があらわれる場合も、熱中症の可能性が高いです。

身体がだるい、気分が悪い

暑い日に自分の身体では無いようにだるい、重い、ちゃんと歩けない、気分が悪い、頭が痛い、吐き気が出る場合も要注意。熱中症の可能性があります。

いつもと汗のかきかたが違う

外に出てかく普段の汗とかきかたが違う、大量に汗が出て止まらない、逆に暑くても汗が出ないといった汗の出方に異常を感じた場合は要注意。熱中症の疑いがあります。

手足のしびれや足のつり

炎天下でスポーツをしている途中や大量に汗をかいた後、足がつるこむら返りや手足がしびれる、筋肉がピクピクするといった症状は熱中症によるけいれんの疑いがあります。
また、暑さの中でほんの少しでもいつもと体調が違う、なんとなく身体が変といった異常を感じた場合は熱中症の危険信号である可能性があります。

熱中症の初期の対策や対処方法

熱中症の初期症状を感じたらまず一番の対処方法として涼しい日陰や涼しい場所に移動しましょう。
この時にすでに熱がある、意識が朦朧としているといった状態であれば直ちに病院に行くことが大切です。

意識がはっきりとしている場合は身体を安静にして水分を補給します。
この時に出来ればスポーツドリンクまたは水に対して0.1%ほどの食塩水が理想的。

お水しかないという場合は塩飴や梅干しなどで塩分を少しずつ補いましょう。
初期の熱中症対策として挙げられるのは水分と塩分の準備です。

こまめに補給できるように塩飴やスポーツドリンクを常備しておくのが理想的です。
今日はいつもより暑いなと予測できる場合は、スポーツや作業中に涼しいところで、必ずこまめに休憩を取る事です。

無理をし過ぎないことが大切です。
スポーツの試合中や団体行動などの時、周囲を気にして調子が悪くても我慢するというのはかえって自分の体調を重くし、周囲に迷惑をかけてしまう事にもなりかねません。

体調がおかしい、熱中症の初期症状に当てはまる症状を感じた場合は周囲に話し、休憩させてもらいましょう。

高齢者の熱中症対策

高齢者の熱中症対策は日頃からの心がけがとても重要となります。
高齢者になると体力も衰え、食事の量も徐々に減っていきます。

十分な栄養が摂取できておらず、体力も衰えているという状況は熱中症にかかりやすいと言えます。
また、水分摂取も少なくなりがちなのも高齢者の特徴。

頻繁にトイレに行きたくない、人に迷惑を掛けたくないといった理由から水分を普段あまり摂取しようとしない方やのどが渇いたのをあまり感じなくなり、こまめに水分補給をしていない高齢者などは暑い日は特に注意が必要です。
熱中症まではいかなくても、脱水症状になりかけている事もあります。

高齢者がいる家庭の家族の方、近所に高齢者だけの方がいる場合はこまめに水分摂取できるようさりげない声掛けや配慮をしてあげましょう。
食事は栄養バランスを考え食べやすい食事を心掛けましょう。

部屋は締め切りにしないようにすること、部屋の空気の入れ替えはこまめに行いましょう。
服装はついつい厚着に高齢者はなりがち。周囲が気を配り、暑さを避ける服装にしましょう。

年を取ると我慢強く、それが偉い事と思っている高齢者がいます。
暑さの我慢は体調を悪くしてしまうので無理な節電はしないよう、遠慮はしないように話をしましょう。

高齢者だけでの生活をしている方の場合は、近所の人やヘルバーさんなどに話をし、水分補給や部屋の暑さなどの様子を定期的に見てもらうようにしましょう。

日頃の生活の中での熱中症対策

春から秋にかけて長い期間、熱中症対策というのは日々の生活の中でも重要となってきます。
暑い日々が長くなっているという事は、日頃からの暑さ対策や体調管理や健康管理に充分な配慮が必要となります。

こまめに気温や天気予報を見る

1日のスタートの時、ちょっとした休憩時間の時などこまめに天気予報や気温、湿度などを確認するようにしましょう。
前もって暑くなる、湿度が高くなるなどを知っておくだけでも心構えが出来、必ず帽子をかぶる、水分を持つなどの暑さ対策ができます。

睡眠を大切にする

夏場はとにかく体力を使います。睡眠不足は暑さ負けや熱中症になりやすくなるので十分な睡眠を心掛けるようにしましょう。
寝ている時も快適に過ごせるよう、寝間着や寝具なども涼しく快適なものを用意するなど工夫することも大切です。
睡眠負債を解消する方法はこちらをご覧ください。

出来る範囲で生活習慣・食生活を整える

日頃から健康を維持することは熱中症対策の1つです。
出来る範囲でバランスの取れた食事、早寝早起きといった健康的な生活を心掛けましょう。

適度な運動を心掛ける

日頃運動不足の方の場合は暑いところに外出するだけでも体に大きな負担がかかります。
日頃からの体力作りも熱中症予防にとなりますので、無理のないウォーキングやストレッチ、サイクリングやヨガなど自分で楽しめる有酸素運動で体力づくりを心掛けましょう。

水分をいつも持ち歩く

暑い時期は必ず水分をこまめに取るよう心がけましょう。いつも出掛ける時は水分を必ず持っていくこと。
特に暑い日は塩分も必要なのでスポーツドリンクを用意するか水分と共に塩飴や梅干しなど塩分を補給が出来るものを携帯しておきましょう。

重症化すると命の危険がある熱中症

熱中症は重症化すると命に関わります。
また、命を取り留めたとして脳などに障害が残る危険性もあるのです。

熱中症予や対策は、小さなお子様から高齢者まで、年齢を問わず知っておくべき大切な事です。
家族や友達同士、職場の仲間、ご近所の方などでも、熱中症対策について話し合い、注意しあい、お互いに声掛けすることは、命を守る事にもつながります。


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